My computer history パソコン事始め

引き続き、作業中です。だいぶきれいに出来てきました。

ショップを新しくしようと思ったのには、今使っているホームページ作製ソフトを使わずに
なんとかしたいという気持ちがありました。
デスクトップのパソコンに、ソフトを入れているため、外出先で作業ができないのがネックでした。

ブログはWord Pressを使い慣れてきたのでなんとかなるのですが、
ショップだけは、ソフトに頼った方が、思い通りのデザインに出来ます。ああ、悔しいです、笑。
まあ、2,3年後には、手直しすると思いますが。

ところで、わたしは、ネットショップの作製とデザイン、更新作業も、すべて一人でこなしています。
(パソコンが苦手な方には、ここから先の話は、退屈かもしれません)

2015051302 のコピー

私が大学を卒業した時、まだパーソナルコンピュータ、というものはありませんでした。
当時のコンピュータは主に理工学用のもので、fortranというコンピュータ言語を使って、プログラムを作り、
それで動かしていました。ソフトなど、まだ影も形もありません。

最初に就職した会社で、上司から、コンピュータ作業をやってみるように言われて、
小さなコンクリート橋を設計するプログラムを作ったのが、私の最初のコンピュータ体験です。

ちなみに、工学部の建築学科を卒業していますが、当時その会社では、専門職として入社したはずなのに、
女性ということで、設計の仕事以外に、お茶汲み、コピー取り、掃除当番、雑用すべてしなくてはなりませんでした。
上司は、ちょっと気の毒に思ったんでしょうか、
新しいコンピュータの知識を身につけさせようとしたのかもしれません。

その頃のコンピュータは、考えられないくらいアナログで、
作ったプログラムは、紙テープにパンチングしてとっておくのです。
プログラムに間違った部分があれば、その部分をちぎって捨てて、
直した部分を新しくパンチングし、元のプログラムに、糊付けしてつなぎます。え〜〜?!ですよね。

そんなことを繰り返しながら、日々過ごしていましたが、技術の進歩は凄まじく、
入社して、半年後には、
プログラムが、カセットテープで取って置けるようになったと、メーカーの人がデモを見せに来ました。

そこは1年後にやめたのですが、数ヶ月後に入社した大阪の会社では、
1年上の先輩が、パソコンが出た!と大騒ぎしていて、会社に購入してくれるように頼み込み、
そして、そこで最初の、パソコンというものにお目にかかりました。
メカ好きな方ならご存知かもしれません。NECの8800という機種です。
まだプログラムは、自分で作らなくてはなりませんでしたが、コンピュータ言語はBasicにかわり、
フロッピーディスク、というお馴染みのものに記録できるようになっていたのです。

その後は子供が生まれたりで仕事を辞め、再びパソコンにさわるのは、それから17,8年後のことです。

2002年に自分用の初パソコン、iMacを買いましたが、
あっという間に慣れて、htmlもcssもそれなりに覚え、
絵の仕事用のホームページは、ソフトを使わず、すべて手書きで作りました。
あと数年、遅く生まれていたら、たぶんIT関係の仕事に就いていたと思います。

最初に入った会社で、男女差別があって扱いがひどい(同一労働同一賃金でもありませんでした)、と憤っていましたが、何が幸いするかわかりませんね。コンピュータ作業をさせてくれた上司には感謝しています。