虫たちの花祭り

虫を描いためずらしいポストカードです。
cockshafer,と書かれてあるので調べたら、コフキコガネという種類でした。
もちろん石版印刷です。
うまく擬人化してあるなぁと思ったのですが、脚は4本しかないですね。
なぜでしょうね、と突っ込みたくなります。
虫が苦手、という方多いでしょうか。

以前、AMP(代表はマシュー.ボーン)という英国のダンス集団の「Swan Lake」を
Bunkamuraオーチャードホールへ観に行きました。
「白鳥の湖」の現代版というのか、王子はゲイで、白鳥たちも全員男性なのです。

映画「リトルダンサー」をご存知ですか。
貧しい労働者階級に育った主人公は、バレエが大好きなのだけれど
、なかなか家族や周囲に理解してもらえない。
それでも徐々にいろんなチャンスを得て、ついに一人前のバレエダンサーになります。

映画は、成長した主人公が、
このSwan Lakeの白鳥に扮して舞台に出て行くところで終わります。

で、そのSwan Lakeのなかで、王子が街で知り合ったガールフレンドとダンスを観に行くのですが、
それが、虫たちの愉快なダンスなんです。
バレエ作品としてもちろんおもしろかったのですが、
劇中劇として演じられる虫のダンスが、とても印象に残りました。
振り付け師マシューボーンさんの頭の中には、
こういうアンティークのポストカードの絵柄があったのでは??と思うのです。

来年もSwan Lakeの公演があるようなので、興味のある方はぜひ。
DVDが出ています。
熱烈なファンがいて,サイトもあります。