Pauli Ebnerの手による、小さな人たちの結婚式のシーン。
Ebnerも人気の画家ですが、活動の時期はやや遅く、第一次大戦後の1920,30年代が中心です。
既にオフセットの大量印刷がはじまっていたので、Ebnerのポストカードもその影響プラス恩恵を受けています。
地の部分をオフセットで薄く印刷した上から、多色刷り石版を重ねているのです。
Ebnerの絵柄はこのようにとてもこまかな物が多いのですが、見ていて本当に楽しい。
絵本を遺してくれなかったのが残念です。
(それともあるのかな???)
こういう人形がたくさん登場するシリーズや、子供部屋のおもちゃたちが子供といっしょに遊ぶシリーズ(複製がでているのですが、いつかオリジナルを手に入れて、ご紹介します)があります。
絵本作家しまだゆかさんのバムとケロのシリーズは、このEbnerの絵にある楽しさを思い出させてくれます。