ボンマルシェカード。ドールハウス。
こんなに大きなものが実際にあったのですね、きっと。
裕福な家庭の子供たちは、こんな風に遊んだのでしょう。
キャサリン.マンスフィールド(1888~1922)の短編小説に
「人形の家」という作品があります。
裕福な家庭の少女が、自宅の大きくて華やかなドールハウスを同級生に次々と見せます。
クラス中そのうわさで持ち切りです。
それをクラスの中で一番貧しい家庭の姉妹にも見せてあげたい。
でも当時はそれは無理なのです。階級が全く違うから。
そこで勇気を振り絞って、姉妹をこっそり連れて来て、見せてあげる。
たわいないストーリーともいえるのですが、
当時の庶民にとっては、
うわさをきくばかりでどんなものか想像さえもつかないドールハウス。
それを間近に見た驚きや喜びが伝わってきます。
このところ多忙のため、なかなかアップできません。もうしばらくお待ちください。