シルバーの技法*エンジンターン

スターリングシルバーの手鏡です。
エングレーヴィングでネオクラッシックな装飾をしているのですが,
余白はエンジンターンと呼ばれる技法でびっしり装飾しています。
(美しいハンドミラー,大変状態の良い品で、
近いうちにブラシとのセットで出品します)

少し前に、アンティークシルバーの技法について書きましたが、
エンジンターンは、カードケースやライター,ボールペンなどに使われました。
使用頻度の高い,移動の多いものは、
どうしてもキズがつきやすくなるため、
強度を補強する意味もあって旋盤を用いてこのような装飾をしています。

エンジンターンはその専用機械の名前で、ビクトリア時代に始まりました。
この技法をそのままエンジンターンと言ったり、
エンジンターニング
(フランス語ではGillocheギロシュ、ギョシュなどと呼びます。
上からさらにエナメル七宝装飾を施すことも多いです)
と呼んでいるようです。
1949年を最後に、機械自体が作られなくなってしまったので、
このエンジンターンの技法も、だいたい1950年代から60年代くらいまででしょうか。

なので、当然熱心なコレクターもあらわれるというわけです。

いろいろ面白い模様があります。
こちら。

詳しいサイトを見つけましたので、ごらんください。この品は腕時計のようです。
英語ですが、図を見るだけでもなんとなくおわかりいただけるかと思います。
http://www.rgmwatches.com/engine.html