描き込まれた絵本

私は、仕事で、絵本やイラストレーションを描いているのですが、
あるとき大きな建物にディスプレイされたある人の平面的な作品をみて、
ああ、やっぱり日本人てこういうのが好きなひと多いんだろうな、
のびのびしていて勢いがあって、子供が描いた純真な絵のよう、とか思うんだろうな、
もちろん、それはそれで素晴らしい作品なのですが、

(自分のことは棚に上げて)もっと奥行きのある、描き込みのあるのが見たいよね、
別の世界へ連れて行ってくれるような絵が見たいのにね、

細密な絵を描くイラストレーターのひとと、そういう話をしたことがあるのですが。

ほんとはそういうのを見たいと思っているひとは結構いるけれど、
日本特有の事情もあって、描き手の方も、描き込みをする時間がないとか、
もっと単純にしてくれと要求されたりとか、あるよね。。

などとおしゃべりしたのですが、今日、本屋さんでクリスマスの絵本をみて、とても気に入ったのがあったので、即買いました。
アンジェラバレットというイギリスの絵本画家が絵を描いています。

私が買った絵本

アンジェラバレットの絵

いばら姫これは、眠れる森の美女のバレエのイラスト。

そのほか、細かいきれいな絵を描く人たち。
下の二人は、マドンナの絵本の絵を担当したひとで、ドゥジン夫妻の方は、映画ハリーポッター「アズカバンの囚人」の美術を担当しています。

ガナディ スピリンの絵
ため息が出そうに美しいサイトです。

ドゥジン夫妻の絵