銀器の内側にはめこんだガラス器に、微細なヒビを発見してしまって
少しがっかりしていたところ、
オリジナルのガラスを作ってくれるところがあると知りました。
それがここです。エズラグラススタジオ
森に囲まれた敷地の中に、アーティスト工房がいくつかあって、
ガラス工房はその中でいちばん大きく、8人の職人が働いているそうです。
ガラスの製造方法はいくつかありますが、
大きく分けると、型吹きガラスと、吹きガラスの2種類に分かれます。
こちらは、ビクトリアン期ソルト入れの藍ガラス。
おそらくオリジナルが壊れたあと、新しく作り直したもののようです。
吹きガラスです。
ビクトリアンのオリジナルはたいてい型吹きガラスで、
星形の切り子(カットガラス)がはいってることが多いですが
これが壊れた場合、作り直すときは、普通の吹きガラスになります。
星形のカットもはいっていません。
もちろん、ひとつひとつ手作業なので、なんともいえない味わいがでますが。
もし、お使いの銀器にはめこんだガラス器が,割れた場合は
ここでお願いできそうです。
下の画像は、ソルト入れオリジナルの型吹きガラス。
底部分に、星形のカットがはいっています。
型吹きの場合は、ひとつひとつ形に合わせて金型を作り、そこにガラスを吹き込んで作ります。
金型作りに費用がかかるので、大量に作る場合はそれでいいのですが、
たった一つだけ作る時は、費用が10倍以上かかってしまうそうです。
ここで悩むのは、程度にもよると思うのですが、
カケがところどころあってもオリジナルを好む方と、
少しでも使い易いきれいな方が良いという方と
両方いらっしゃるだろうなぁ、ということです。うーん、どっち??