カメオ,バッカンテBacchante

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ジュエリーは全く詳しくありません。
石のことはよくわかりませんが、でも人の手で細工した物ならば、
出来不出来が分かりやすいということでカメオを載せてみます。

子供の頃からなぜかカメオが大好きでした。
小学生のときは、もちろんプラスチックの安物をつけていて、
高校生の時は、もっと凝ったデザインのやっぱりプラスチックのを。

大人になって,結婚するちょっと前にボーナスですごく小さなシェルカメオを買いました。
本物のシェルカメオ!ということでとてもうれしかったのに。。

新婚旅行の最終日に、ちょっとした不注意で割ってしまいました。
ややショックを受けて、以来ずっとカメオから遠ざかっていました。

30代の終わり頃,都内のデパートにイタリアのカメオ彫り師が来ていて、
実演販売をしていました。

なぜかつい、ふらふらと買ってしまいました。
有名な彫刻師とかで、現代の物はそれなりに高価でしたが、
その後,アンティークの知識が深まり
すぐれたカメオをたくさん見ていくうちに,
その現代物の顔立ちがだんだん好みではなくなってきました。

もちろん今も大切にしていますが。
たまにつけてみると、やっぱりスタイルをワンランク上げてくれるのがわかります。
良い物には違いないんだなぁ、と思います。

でも。この画像のような19世紀後半のカメオの方が顔立ちが美しいと思います。

ワインの神バッカスに仕える乙女たちをBacchanteと呼びます。

周囲をぐるっとパールや金細工で装飾している物も多いですが、
このようなシンプルなフレームはカメオそのものの良さがわかります。