シルバーの磨き方 – 自分の手で行うとき と 職人に依頼するときと。

先日、シルバーを自分で磨いていることを記事にしたところ、複数の方から驚かれました。

業者に任せているのだと思っていました、と。

目次

ポット類の内部磨きは、職人におまかせしています。

実はティーポットの内部などは、ほぼ職人さんにきれいにしてもらっています。
注ぎ口の根元部分に、古い茶葉などがこびりついて取れないことが多いためです。

細いブラシも入れて、シャカシャカやってみるのですが、
何度やっても、黒い粒みたいなのが出てきて、うまくいかないことが多くて。

古い紅茶の葉ですよね。たぶん。

100年前の、亡霊かぁ…なんて思ってしまったり。笑
重曹を入れて繰り返していけば、徐々にきれいになってきますが、それまでとても待てない!
ので、たいてい諦めて、職人さんにお願いするのです。

アンティークシルバーを自分で磨く理由。

ティーポット、コーヒーポットも、外側は、ほとんど私自身で磨きます。
それほかの銀器もできるだけ、自身で磨いています。

職人さんにお任せすると、ちょっと磨きすぎてしまうというか
エングレーヴィングが薄くなることがあります。
たぶん機械を使うこともあるのだろうと思います。

アンティークシルバーの黒ずみで、やはり細部の汚れが一番落ちにくいですよね。

シルバーの装飾は、やはりできるだけ磨かない方が、磨耗もなくて、きれいな状態を保てます。

そうはいっても、真っ黒なのは困ります。
テーブルに置いて、食べ物飲み物を入れる場合などは特に。

おすすめのシルバー磨きの方法

最近は、様々な優秀なシルバーポリッシュが出ていて、昔のようにゴシゴシと磨かずとも良くなりました。

が、やっぱり細部はなかなかきれいにならないんです。

なので、重曹を使って、歯ブラシにつけて、シャカシャカと磨きます。

重曹は臭くないし、どこでも売っているしで、手に入りやすいです。
いちばんおすすめの磨き剤ですね。

そんなわけで、なるべく私自身できれいにしてからお送りしています。

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**今磨いているのは、1820年代のコーヒーポットと、ビクトリアンのピアス装飾ケトルです。
ちょっとずつなので、お待ちいただければ..