シルバー&シルバープレートのRegistryレジストリマークについて

お客様から、英国のシルバープレート製品(特にビスケットウォーマーに多い)によくつけられている
Registry Markについてお問い合わせをいただきました。

読み方が知りたいという方、かなりいらっしゃると思いますので、そのサイトをここに載せておきます。
参考になさってください。

このサイトによれば、菱形のレジストリマークが使われたのは、
1842年から1883年まで。そして、第一期と第二期に分かれていた事がわかります。
シルバーだけではなく、陶磁器や木、布,家具など様々なお品につけられていたようです。

品質の特にすぐれたものにつけようと始まった刻印ですが、
1884年以降は、シンプルに6桁または7桁の数字だけで示されるようになり、年代のみがわかります。
サイトでは、1991年まで一覧表が出ています。

シルバーホールマーク制度もそうですが、英国って憲法とか議会とか、
あれやこれやとシステマチックな制度を作るのがとても得意な人たちなんだなぁと思います。

見づらいですが、菱形のマークのみここに載せました。
拡大してご覧ください。(サイトに飛べば、もっと見易いです。)
レジストリマーク(2012-05-23 15.24.53)

お手持ちのシルバー(プレート製品に多いのですが、純銀のものについていることもあります)に、
レジストリマークがある場合は、作られた日付までわかりますので、楽しいですよ。

下は、手元にあるビスケット入れについているレジストリーマークです。


ビスケット

このマークを見ると、第二期のものであることがわかります。
一番下の文字は、A,です。
一覧表と照らし合わせて、
1875年12月13日に出来上がった物ですね。

レジストリマーク入りのお品をお持ちの方、ぜひ調べてみてくださいね。
(レジストリナンバーだけの場合でも、何年に作られたかはわかりますので)