グリーナウエイ:マリーゴールドガーデン

かわいい版画です。
ケイトグリーナウェイのマリーゴールドガーデン、
初版をばらして、マットに入れたものです。額縁に入れれば、すぐに飾れます。
このままでも、十分すてきですが。

古い本は,綴じがゆるんでバラバラになることも多く、
そうなったらこのように一枚ずつマットに入れてまた,楽しめます。
なんといっても本物の版画(木口木版)ですから。

版画の場合、原画を描いた人の名前ばかりが有名になって残りますが、
実は腕のいい版画師(浮世絵の場合は,彫り師と刷り師、別々にいます)がいないと、
作品の魅力を伝えることができません。

グリーナウエイは,父親の知り合いだったエドモンド.エヴァンズに
手がけてもらうことができました。
エヴァンズは、コルデコットやクレインなど当時の売れっ子画家の作品を手がけた,
一流の版画師です。
そのせいでしょうか、コルデコットもクレインもグリーナウエイも,皆人物の顔が似ています。
同じ人が版を作るとこうなるのだなぁ、と。
グリーナウェイやクレインの原画を見て比べてみたいです。
本物の方の,人物の顔立ちがどう違うのか。