既にご売約となったスプーンですが、記事として
残しておきたいレアなお品ですので、記しておきます。 [emoji:i-83]これは1904年バーミンガム製、Hilliard & Thomasonの装飾スプーンです。
最初見た時は、なんとなく作りが、ヨーロッパ的でなくアメリカっぽい気がしたのですが
ホールマークは英国で,メーカーも人気の高いHilliard&Thomasonと知り、かなり驚きました。
ひょっとしたら,スプーンのボウル部分だけが、このメーカーで,
金属部分はシルバーではないかもしれない、とも思ったのですが,
職人さんに確認してもらったところ、きちんとボウル部分とハンドルは一体の作りで,
全体がスターリングシルバーということでした。
その後さらに、このスプーンと同じシリーズらしいよく似たデザインのスプーン数本に出会い、
やはりすべてHilliard & Thomasonでした。
これは,三つ葉、ですが,他に薔薇スプーンとアザミスプーンを確認しています。
英国を象徴する3つの花や植物をそろえたスプーンのようです。
薔薇とアザミと三つ葉のパターンは,とても人気がありますので、
どこかの誰かによって、注文されたものでしょうか。
もしまた出会うことがあれば、ぜひ仕入れたいと思います。
全体はつや消し加工されたゴールドウォッシュなので、
派手すぎず、可愛らしくとても落ち着いた印象です。