ゴールドメッキされたスプーンには理由があります...

こんにちは。すっかりご無沙汰しています。
このところ、いくつか書いておきたい話題があったのですが、ま、いいか、となってしまってて。

でもこれからシルバーアンティークを集めたいと思っている方にとっては、わからないことがたくさんありますよね。

ということで、今日は、ゴールドメッキの話です。

ゴールドメッキされたスプーンには理由があります

スターリングシルバーの上から、ゴールドを薄くメッキしたものをヴェルメイユ(フランス語)とか、ゴールドギルドとか言ったりしますが皆同じものです。
シルバーは、硫黄や酸、あるいは放置などによって変色します。それを防ぐためにゴールドを薄く被せているのです。

 ゴールドは、シルバーと違って変色することがありません。
放置しておくと、少し曇ってきますが、布でこすればもとどおりにピカピカになります。 

ゴールドメッキされたアイテムは、

ティーセットのミルク入れやシュガー入れ、
エッグスプーン
ジャムスプーン
フルーツ用サービングスプーン
などがあります。

  卵は硫黄分で黒っぽく変色します。
エッグカップには小さなスプーンが添えられていますが、必ずゴールドメッキされています。

  生のフルーツも、例えばイチゴなどは直接置くと、黄色っぽく変色します。
 
生のフルーツにはガラスか陶磁器をおすすめします。
もちろん変色しても磨けばきれいになりますが、できれば磨く回数が少ない方が装飾をより長く綺麗に保てます。

変色ということでは、ゴールドメッキをしておけば、空気に触れても変色しないということで、全面にゴールドのものもありますが。
どちらかというと、シルバーの色の方が好きという方も多いかも。

フルーツに関しては、ジャムスプーンのように煮た果物を救うだけならば、さほど影響はないので、銀のままだったりしますが、ジャムを入れる器はガラス製が多いですね。