デロールとサラ・ムーンと

今森光彦「好奇心の部屋デロール」(福音館)から。
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少し前に、理系アンティークは扱っていないのですか、とお問い合わせをいただきました。
今のところ、昆虫や植物標本やプレパラートや骨や恐竜(笑)は扱う予定はないのですが…
植物画や,その他の博物画、と呼ばれるものは扱う事があるかもしれません。
熱烈な昆虫少女だったし、図鑑も博物館も大好きですから。

理系アンティークに興味のある方におすすめの本があります。
福音館の「好奇心の部屋 デロール」。著者は,里山写真で知られる今森光彦氏です。
デロールは,パリにある剥製の専門店です。
画像はその本から。

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デロールは数年前,火事に遭い、多くの標本や剥製が失われたのですが、
この店を愛する市民たちの協力もあって、ただちに復興されました。

わたしはまだデロールに行った事がありません。
行くと帰れなくなりそうです。剥製と標本と、それを作るための材料と、
しかもそのほとんどは買えるのです。
この本の中では、うさぎの剥製が欲しくなりました。
デロールのホームページ
フランス語ですが、なんとなく感じはつかめるでしょうか。
googleで検索すると画像がたくさん出てきます。
こちら。

それで,思い出したのがサラムーンの写真。
何処かシュールで不思議な雰囲気の写真が多くて、こちらも大好き。
キャシャレルの広告に使われた写真の中に、
おそらくここの剥製を借りて撮ったのだろうと思われるものがあります。

Sarah Moon:”Souvenier Improbables” 1979年 から
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