ティーポット花柄、1860年ロンドン ¥
今から160年ほど前に作られた、端正な美しいティーポットです。
アメリカは南北戦争の時代ですね。黙っていたら、そんなに古いとは思われないのではないでしょうか。シンプルな形ですので、お手入れもしやすく、また大き過ぎず小さ過ぎずちょうど良いサイズです。
側面に、バラやデイジーなどの花々が彫り込まれ、底部分と蓋の周りにはエレガントなビーズ装飾。メーカーのEdward Barnardは1840年ごろに、ティーポットのつまみを、立体的な花のつまみにしたデザインで大人気を博した工房です。
イギリスのものはどこか土の匂いがするというのか素朴な雰囲気を残したものが多いのですが、Barnardのお品はそれらとは一線を画し、どれをとっても洗練されたハイセンスなデザインのものが多いように思います。
(職人の歴史については詳細なことがほとんどわからないのですが、Barnardのデザインを見ていると、一族にフランス系の職人がいたのではないかと推測しています。ベイトマンファミリーは実際に、フランス出身が一族の中にいました。)
サイズと産地、年代など
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年代、サイズ、コンディション
- 材質:スターリングシルバー 925/1000
- 年代、産地:1860年ロンドン
- メーカー:Barnard family、Edward Barnard & John Barnard
- サイズ,重さなど:高さ18.5cm、最大幅26cm、奥行き14cm、重さ674g、実容量1000cc
- コンディション:エクセレントコンディション。