シルバーサルバ-ピアス

ピアスサルバ、エルキントン、シルバープレート31cm ¥

1858年、エルキントンのシルバープレート製のサルバです。ピアスが大変見事で、中央の、通常物を置くスペースにまで、こんなに細かいピアスを施したものは、初めて見ました。

(シルバープレートですが、エルキントンのものは、年代まで特定できるようになっています。一流のお品の証でもあります)

このお品のメーカーであるエルキントンは、1840年代に、電気メッキを発明して特許を取り、いくつものメーカーを合併吸収して大きくなったシルバースミスです。
会社が大きくなった結果、有能な職人も数多く抱えることとなり必然的に、スターリング、プレート、ともにたいへん質の高い一級品が生み出されました。

 

お品を見ると、厚みのあるしっかりした作り、当時としては最高レベルのピアッシング、洗練されたデザインの美しさなど、さすが、と思わせる見事な作品となっています。

ただ、ものを置く部分にピアスがありますので、強度のことを考えると、あまり重い3点ティーセットなどを置くのは控えた方が良さそうです。

中心部に向かって、かすかに湾曲していますので、中心部にポットを置いたり、ホールケーキを飾ったり、あるいは透明なガラス皿をしいて、サンドイッチやカナッペなどを並べるのに向いています。

 

眺めているだけでも、飽きることのない美しいサルバです。アイデアと工夫で、楽しく使っていただきたいと思います。

3本の脚付きですが、ピアスとエングレーヴィングが美しいので、立ててこのまま飾るのもおすすめです。

 

 

**戦後に作られたシルバープレートや、巧みにイギリス製を模した中国製のものなど、中にはメッキの層が薄くて、すぐ剥がれてしまうものがありますが、ビクトリア時代のメッキは、電気メッキといえども、たいへんしっかりかけられています。

**お品のシルバープレートに、剥がれや薄れはありません。おそらくこのまま10年以上はお使いいただけると思いますが、もしプレートの薄れが気になってきた場合は、再プレートも可能です。

年代、サイズなど

年代、サイズ、コンディション

  • 材質:シルバープレート
  • 年代、産地:1858年ロンドン
  • メーカー:Elkington
  • サイズ,重さ:直径31cm,高さ:3.2cm、重さ704g
  • コンディション:エクセレントコンディション。