Sold♦︎ピアスサルバ、直径23cm

周囲に巡らされた透かし装飾が大変美しい、直径23cmのサルバです。
厚みのある銀を、専用の糸鋸を用いて、ひとつひとつ、手でくりぬいて作られるものです。

やや小さめになりますので、大きなティーポットを置いたり、手紙やアクセサリーを置いたり。
ホールケーキの場合は、12cmと15cmのものがのせられます。

ロンドンで作られ、アイルランドダブリンで販売されたもののようです。

ピアス装飾について

銀の透かし装飾は、イギリスがもっとも得意とするところです。ピアスに関してはフランスもイタリアも到底かないません。

厚さも硬さもある銀に細かな切り抜きを一つずつ、手作業で進めていくという気の遠くなるような技で、もっとも美しいものが作られたのが、ビクトリア時代の終わり頃から、1930年代までと言われます。

繁栄を極めた大英帝国が、ゆっくりと衰退して行ったその時期、最後の輝きを見せるかのように、イギリスの銀工芸は頂点に達したのでした。

サイズ、年代、メーカーなど

*スターリングシルバー
*外径23cm,内径16cm,重さ280g
*メーカー:W & G Sissons (William & George Sissons)
*英国ロンドン1883年
*エクセレントコンディション