ピアススプーンペア ¥80,000 ¥50000
箱を開けると、赤いベルベットに包まれた、新品かと見まごうようなピカピカの花びら型サーバーが2本入っています。ハンドル部分はピアッシング、ボウル部分は花びらのような形にカットされ、美しいエングレーヴィングが刻まれています。ミントコンディション。
お料理のとりわけにぴったりです。綺麗な箱に入っていますので、このまま2本、ペアでご購入していただきたいと思います。
イギリスのピアス装飾について
ピアスの細工は、イギリスシルバーのもっとも得意とするところです。
全て手作業で、小さなパーツを切り抜いていくのですが、膨大な時間を費やす綿密な作業となります。
全て手作業で、小さなパーツを切り抜いていくのですが、膨大な時間を費やす綿密な作業となります。
ジョージアンの1750年ごろから見られるようになりますが、当時は、割と単純な図形的なもの、四角、円、十字などが中心でした。1830年代あたりから、次第に曲線を交えた複雑な文様になっていきます。
この変化は、工具と発達と密接な関わりがあります。
さらにビクトリア時代の終わり頃(大英帝国が徐々に勢いを失っていった時代)からは、時代の趨勢と逆行するかのように、ピアスの技術は飛躍的に向上していきます。素晴らしい創作は1940年代あたりまで続き、最も凝った最高レベルの作品はこの時期に作られました。
サイズ、年代、コンディション等
*スターリングシルバー、
*英国シェフィールド1900年
*サイズ:長さ21.5cm,重さ47g(1本あたり)
*メーカー:J Nowill & Sons
*ほぼミントコンディション、新品かと思うほど、全く使用感がありません。擦れのないピカピカの状態です。