1907年ロンドン、ピアスの純銀製ティーケトル  ¥

ピアス細工のたいへん美しいティーケトルです。

当時のケトルとしては、やや小さめかもしれませんが、日本のご家庭ではちょうど良いサイズのように思います。実用容量は1000〜1100ccくらい。

実際にお湯を沸かすこともできます。
やや時間がかかりますので、お湯を入れて、保温する方がよいかもしれません。

実際にお使いになる場合は、燃料用のアルコールをお使いください。薬局のほか、ネットでも購入できます。
アルコールランプ用の芯と、火消し棒を、おまけでおつけします

メーカーのWilliam Comynsは、これまでにもピアスの美しいティースプーンでときどきお目にかかってきましたが、小物のメーカーだとばかり思っていましたら、こんなにしっかりした大物銀器も作っていたのですね。このメーカーは、どのお品も品の良い愛らしい雰囲気です。

ケトルのハンドルは固定されています。

ケトルは、2本のピンで、台座に固定するようになっています。

英国のシルバーピアス細工について
精緻なピアス細工は、英国銀職人の最も得意とするところです。

ことピアスに関しては、フランスもドイツもどの国もかなわないでしょう。
ビクトリア時代の終わり頃から、第二次大戦の頃まで、銀器に施されるピアス細工は頂点を極めました。

一つ一つ、糸鋸で、細かな模様を切り出していくので、拡大鏡で見ると、糸のこのギザギザがはっきりと見て取れます。
華奢で、繊細に見えるのですが、実際に手にすると、しっかりした厚みと重量に驚きます。

年代、サイズなど

年代、サイズ、コンディション

  • 材質:スターリングシルバー 925/1000
  • 年代、産地:英国ロンドン、1907年
  • メーカー:William Comyns & Sons
  • サイズ,重さ:ケトル:ハンドルを含む高さ24cm,幅24cm x奥行き15cm重さ1090g、
    台座の幅25.5cm,奥行き22cm,高さ12cm,重さ640g、
    総重量1730g,ケトルの容量1000cc
  • コンディション:エクセレントコンディション。ピアスの割れやかけもありません。たいへんきれいです。