英国ロンドン、ジョージアンピアスサーバー1782年
見事なアイボリー製のハンドルがついたジョージ3世時代の素晴らしいサーバーです。
ピアスが大変見事ですが、当時はこのような幾何学模様が主流でした。のちの時代になると凝った唐草模様などが登場しますが、これは工具の発達と密接な関係があります。
一流の職人が持てる力を最大限発揮して作り上げた素晴らしい一品です。両面装飾で、裏面もエングレーヴィングが施されています。
ハンドルはアイボリーで、変色を防ぐためこのように色づけすることが時々行われました。
ハンドルの彫刻も見事です。これだけ大きなサイズのアイボリーも今日ではまず手に入らないでしょう。
200年以上も前のものですので、やや使用感は感じられますが、歪み緩みもなくエクセレントな状態を保っています。手にした時の重量感にジョージアンらしい格調高さを感じます。
年代、サイズ、コンディション
*スターリングシルバー銀純度92.5%
*英国ロンドン、1782年製
*メーカー:William Plummer
*サイズ:全体で31cm、幅8cm,アイボリーハンドルの長さ12cm,重さ180g
*エクセレントコンディション
**William Plummerは、ジョージ三世の時代に活動していた一流メーカーです。ピアスを得意としていて、細やかで精緻なピアスのバスケット類を多く手がけています。