純銀ティーセット4点ビクトリアン、ロンドン ¥700000
1863年ロンドン製の大変美しい4点ティーセットです。ビクトリア時代特有の、たっぷりと銀を使い、ポットのつまみには、植物の実と葉を装飾しています。1830~40年ごろからのヴィクトリア時代には、本当にたくさんの華やかなティーセットが作られました。
なかでも Barnard のティーポットやティーセットは、お花や葉を繊細に表したデザインで、熱狂的な人気を呼び、多くの方に愛されています。
今回の4点セットもまた、植物をテーマにした意匠で、つまみには果実を模したモチーフがあしらわれています。
この存在感から、少し“ごつい”と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。けれども、それはむしろ可憐さだけにとどまらず、集う人々を包み込むような豊かさを備えているからとも言えます。
女性のお茶会に華を添えるだけでなく、ご家族や友人が集まる賑やかな場にもふさわしい、力強く優美なセットだと思います。
このティーセットが作られたのは1863年。
アメリカはちょうど南北戦争の真っ只中、国が疲弊していた同じ時代に、イギリスは大英帝国としてぐんぐん版図を広げ、世界の覇権を握ってその繁栄を誇っていました。
その勢いは、当時の芸術や工芸品にも色濃く映し出されています。
華やかで、どこか力強さを湛えたこのヴィクトリアン・ロココ様式のティーセットもまた、その時代精神を宿した一揃いです。
花や葉、果実をモチーフにした装飾の豊かさは、まるで「帝国の自信」が形になったようにも思えます。
ティーテーブルに置けば、ひとときで19世紀の空気が流れ込んでくるような存在感を放つことでしょう。
ティーポット、コーヒーポット、シュガー入れ、とミルク入れ、これら4点がきちんと揃うのは大変レアなことです。きちんと一揃いのティーセットがあれば、どんなシーンにも対応できますね。
ぜひお手元に置いて、時代の空気を感じてみませんか。
ティーポットの容量は実用料で1100cc-程度になります。
エクセレントコンディション。
表示価格は、ロイヤルメールトラッキング付きの送料込みとなっております。
このお品は、日本国内にございます。滋賀県からの発送となります。ご了承ください。
サイズ、年代など
年代、サイズ、コンディション
- 材質:スターリングシルバー 925/1000
- 年代、産地:1863年ロンドン
- メーカー:WS- A B Savory & Sons (William Smily)
- サイズ,重さなど:総重量2140g,ティーポット、高さ18cm,最大幅29cm、重さ810g、コーヒーポット高さ23cm, 幅24cm,重さ826g, ミルク入れ高さ15cm、幅10cm重さ256g, シュガー入れ幅17cm, 重さ286g
- コンディション:エクセレントコンディション。