♣1761年ロンドン,ジョージ三世時代のロココスタイルティーキャディ  ¥

1761年ロンドンで作られた、大変チャーミングなティーキャディです。
当時、銀器を手に入れられたのは、ほぼ王侯貴族だけでした。このお品は、側面にコートオブアームズ(個人を示す紋章エンブレム)がはいっていて、それがこのお品に貴族の持ち物らしい風格をもたらしています。250年以上も前のもので、これだけのコンディションを保っているのが奇跡のように思えます。

*薔薇や勿忘草、デイジーなど、花がいっぱいにデザインされていて、コートオブアームズも優しい雰囲気なので、女性の持ち物だったのかもしれません。

全体の緩やかな曲線やバラの装飾、ピアス装飾を取り入れた鋳造の脚など、形が大変美しいので、同じデザインのリバイバル品(側面の装飾なし)が、ビクトリア時代後期になっていくつも作られています。

♣エクセレントコンディション。ふたもきちんと閉まります。
ジョージアンらしい格式の高さと気品を備えた逸品です。

材質、サイズ、年代など

*スターリングシルバー925/1000
高さ12cm,幅7.5cm,重さ315g
*英国ロンドン1761年
*メーカー:Samuel Herbert
*エクセレントコンディション