ピアスの美しいジャムスプーン1910年 James Dixon & Sons 送料込み ¥35000

新品かと思うほど状態の良い、とびきり美しいピアスのジャムスプーンです。メーカーは人気の高いJames Dixon and Sons.utukusiipiasuya,ボタン式のビスケットウォーマーなどで知られるメーカーです。

以前にも同じデザイン、似たデザインのものをご紹介していますが、今回は特に状態が良く新品のように見えます。しかも115年前の製造ですから、おそらくどこかに大切にしまわれていたのでしょう。

ジャムスプーンは、ビクトリア時代の終わり頃からエドワーディアンの時代にかけて大変流行しました。
北方の英国では、収穫できる果物は限られていたため、裕福な家庭では、自宅に温室を建てて、そこで果物を栽培しました。そして採れた果物をコンポートやジャムにして保存したのです。希少でレアな食べ物を味わうために、このような手の込んだ美しいスプーンが作られました。様々なデザインがありますので、コレクターの方もいらっしゃると思います。
今は英国でも、品種改良や園芸技術の発達のおかげもあり、様々なくだものが英国でも栽培されますし、輸入品で様々なものが手に入りますが、当時は、本当に貴重な食物だった事でしょう。
というわけで、この美しいスプーンを、ぜひテーブルに登場させていただけたら、と思います。

少し古いですが、映画「日の名残り」(原作は、日系作家でノーベル文学賞を受賞したカズオ イシグロ)にも、主人公(女中頭)が温室で縫い物をしていると、、、というかなり重要なシーンがあります。

繊細なピアス細工については、以前にもご紹介していますが、小さな糸鋸を使って、少しずつ切り出していく技術で、英国は、他国の追随を許しません。丹念に、細かな模様を膨大な時間をかけて彫り出していくのですが、工具の発達のおかげもあり、この技術は、ビクトリア時代の終わりから、1940年ごろまでがピークです。James Dixon & Sons はその中でも、群を抜いて見事なピアス細工のお品を多く作っています。

サイズ、年代など

年代、サイズ、コンディション

  • 材質:スターリングシルバー 925/1000
  • 年代、産地:1910年シェフィールド
  • メーカー: James Dixon & Sons
  • サイズ,重さなど:15cmx3.0cm、重さ15g
  • コンディション:新品に近いエクセレントコンディション