ピアスの美しいサービングスプーン1895年 ¥55000
大きなサイズの、全面にピアスが施されたサービングスプーンです。見た目には繊細に見えますが、重さが73gあり、大変しっかりした作りです。精緻な美しいデザインで、大きさもありますので、テーブルに置いた時には、大変存在感のあるスプーンです
フルーツのコンポートや、野菜の煮込みなど、幅広くお使いいただけます。
またすくう部分はゴールドメッキされています。シルバースプーンの場合、生のフルーツや卵の硫黄分などで、変色が起きることがありますので、このスプーンはその変色を防いでくれます。
英国の精緻なピアスの美しさ、レベルの高さは、他国の追随を許しません。その素晴らしさは、これまでに何度も言及してきましたが、ピアスの技術が最高レベルに達したのは、ビクトリア時代の終わり頃から第二次世界大戦の前、1940年ごろまでです。
小さな糸鋸を使って、一つずつ、シルバーの断片を切り抜いていきます。技法的には、切り紙細工と同じですが、どれほどの根気と長い時間がかけられたでしょうか。まだ職人の賃金がそれほど高くなかったからこそ可能だった技術でもあります。どうぞゆっくりご覧ください。
大英博物館に行くと、英国のものは何にもなくて、がっかりする、という意見を聞くことがありますが、ことシルバーウェアに関しては、見事な作品が膨大に残されています。美術館に納められた品物ではなく、実際に私たちが手に入れることができ、かつ使うこともできる、英国のアンティークシルバーウェアをぜひお手に取ってご覧いただきたいと思います。
サイズ、年代など
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年代、サイズ、コンディション
- 材質:スターリングシルバー 925/1000
- 年代、産地:1895年シェフィールド
- メーカー: Harrison Brothers & Howson (Henry Harrison)
- サイズ,重さなど:23cmx6.0cm、重さ73g
- コンディション:エクセレントコンディション