♣1800年代の中頃に作られた大変古いウースターのコーヒーカップです。
全てハンドペイントで花柄が美しく描かれています。
 
 裏面はノースタンプですが、英国古陶磁のバイブルとも言える”A Compendium of British Cups"を参照してウースターと判断できます。
ハンドペイントによるネイビーのウロコ地模様が特徴で、一目でそれとわかりますが、花の丁寧な描き方から見て、もう少し後の時代のような気もしています。
 
♣︎カップは、ヒビかけ貫入なし。エクセレントと言って良いと思います。
ソーサーは貫入があり、裏面にとても古い2cmほどの星型のヘアラインまたは貫入らしきものが2箇所見られます。表には出てきていません。
ごく薄いものですので、写真に撮ることも困難でしたが、一応最後の画像に載せています。全体に金彩の擦れが少しありますが、150年以上も経っているカップとしては、良い状態を保っていると思います。